株の基礎知識

新規公開株(IPO)とは?株初心者向けで利益が出やすいって本当?

「株について調べてたら、新規公開株とかIPOとかでてきたけど、それってなに?」

株を始めようと思って色々知らべていると、「新規公開株」「IPO」というワードはよく目にします。

株初心者にとっては難しそうなワードに見えるかもしれません。
しかし安心してください!この記事では新規公開株(IPO)の詳しい解説から買い方までを順に説明していきます。

IPOの魅力を知れば、あなたもやってみたくなること間違いなし!ぜひ最後まで読んで、IPOを買ってみてくださいね。

それではまず、IPOと一般の株との違いから解説していきます。

新規公開株(IPO)とは?普通の株との違いを分かりやすく解説

新規公開株(IPO)とは簡単に言うと「今まで上場していなかった企業が、証券取引所に新しく上場する時に公開する株」のことです。

初めからすべての株式会社の株式が、証券取引所で売買されているわけではありません。上場をして初めて色んな人に株を買ってもらうことが可能になります。

そしてIPO最大の特徴は、「抽選で当たれば、上場日前に株を買うことができる」という点です!この特徴がIPO投資が人気である理由の一つなのです。

では、具体的になぜ人気なのか、どんな魅力があるのかを次の章で解説していきます。

新規公開株(IPO)には大きく分けて「3つ」の魅力がある!

ここからは、IPOの魅力を具体的に説明していきます。IPOの魅力は以下の3つがあります。

1、公募価格よりも初値が高くなることが多い
2、急成長中の企業の株式をいち早く買うことができる
3、手数料がかからない

公募価格よりも初値が高くなることが多い

公募価格とは「抽選時に設定される、1株当たりの値段」のことです。IPO投資では抽選時の公募価格は割安に設定されています。

そして、上場日に初めてつく値段のことを「初値」といいます。IPOの場合、公募価格が初値よりも大きくなる可能性が非常に高いです!

初値がついた段階で、あらかじめ買っておいたIPOを売れば、簡単に売却益が得られるということです。このように利益を出すのが非常に簡単なので、人気が高いのです。

急成長中の企業の株式をいち早く買うことができる

上場する、ということはまさに「成長中」ということです。企業が成長すれば株式の値段も上がっていきますよね?

たとえIPOの抽選に当たらなくても、まだまだ成長する企業であれば、初値を大きく上回る株になる可能性があります。なのでIPOは注目が集まりやすいのです。

手数料がかからない

一般の株を購入する時と違い、IPOに取引手数料はかかりません。購入対価として買う分の公募価格のみを支払うだけです。

購入する時点からお得な株ですね。

新規公開株(IPO)なら、初心者でも利益をあげやすいってホント?

IPOで調べると、ほとんどの場合「初心者でも簡単に利益が出せる」のように書いてあります。

これは半分ホントです。先にも書いたように、値上がりしやすい、手数料がかからないなど初心者でも扱いやすい魅力が実際にあるからです。

しかしもう半分は初心者にとって簡単とは言い切れない部分があります。

抽選で当たるには、IPO取扱数が多い証券会社でいくつも口座開設し、たくさん注文を出さなければいけないという大変な面もあるからです。

さらに、値上がりしやすいというだけで、初値が公募価格を下回る、いわゆる「公募割れ」というリスクも存在します。

この二つのマイナス要素を飲み込めば、IPOは初心者でも利益をあげやすい株と言えます!

新規公開株(IPO)はどこの証券会社でも買えるわけではない

「リスクもわかったし、それでもIPOを買ってみたくなってきた!」
という方は実際に抽選に応募してみるとよいでしょう!しかし少し待ってください。

IPOはどこの証券会社でも売っているわけではありませんし、いつでも売っているとも限りません。

まずは上場の予定がある企業を探しましょう。その中からIPOとして買ってみたい会社が見つかったら、次はそのIPOを取り扱っている証券会社で口座開設&抽選申し込みをしなければなりません。

多くのIPOを扱う証券会社は、SBI証券や松井証券などが有名です。これらの証券会社で口座開設をしておけば、IPOの抽選に複数口座から申し込みができて当選確率もアップしますよ!

実際に新規公開株(IPO)を買う手順を解説!

実際にIPOを買う手順は大まかに以下の通りです。前提として、口座開設をすませ買いたいIPOが決まっているものとします!

1、抽選申し込み(ブックビルディング)
2、抽選結果を待つ
3-1、当たれば購入手続き
3-2、はずれたら、また次回(資金はそのまま返ってきます)

抽選申し込み(ブックビルディング)

口座開設をした証券会社で、目当てのIPOの申し込み要綱が出ているのを確認して、申し込んでください。

IPOの抽選申し込みを行うことを「ブックビルディング」と呼びます。

会社によっては需要申告やただ単に申込という場合もあるので気を付けましょう。

先も述べたように、IPOには手数料がかかりませんし、参加料などもありません。しかし証券会社が提示する参加条件を満たしている必要があります。

事前にチェックしておきましょう!

抽選結果を待つ

ブックビルディングを済ませてしまえば、後は待つだけです!ここで当選しなければ、当然IPOを買うことはできませんので、口座をたくさん用意するなどして当選確率を挙げましょう!

当たれば購入手続き

ここで当選した方はおめでとうございます!しかし、喜んでばかりではいけません。当選が決まったら購入手続きをする必要があります。

当選によって得られるのは「IPOを買う権利」です。
放っておくとその権利を失ってしまうので気を付けましょう。

逆に言えば、当選したけどやっぱり買いたくないという場合は、あえて購入手続きをしないということも可能です。

しかし、証券会社によってはペナルティが課せられる場合もあるので、IPO購入の際は資金や会社の状態などをよくリサーチしてよく考えましょう。

はずれたら、また次回(資金はそのまま返ってきます)

残念ながら落選してしまった、という場合はまた次回のIPOが当たることを願いましょう。
落選したからと言ってお金がかかっているわけではないので、デメリットはありません。

どんどんIPOに挑戦して、株で利益を出すという間隔を味わってください!

ほんとに儲かる!試しにデモトレードで新規公開株(IPO)を買ってみよう!

筆者も実際に使っている株のデモトレードアプリ「株たす」では、IPOもデモトレードで買うことができます!

実際に抽選をするところから、当選して利益を出すところまでを体験できます。実際の株価を用いたデモトレードなので、気軽にリアルな投資体験ができます。

各IPOには注目度がC~Sで割り振られており、Sに近いほど初値が公募価格より上がりやすい事を示しています。

当選の確率も、実際よりも高く設定されているので、複数のブックビルディングをすると、全部当選するということもあります。

IPO購入の予行演習にピッタリのアプリですので、ぜひお手持ちのスマホにインストールして使ってみてください!

初心者向けで、利益が出やすい新規公開株(IPO)まとめ

新規公開株(IPO)とは?という疑問から購入の流れまでを徹底的に解説してきました。

口座開設や抽選などの大変な面もありますが、そこさえ乗り越えればこれほどローリスクハイリターンな投資はありません。

大手の証券会社なら、IPOの情報が充実しているところが多いので、自分でいちいちIPOを探す手間が省けます。

株初心者という方は、IPO取扱数がおおい証券会社で口座開設をして、IPOを購入してみてください!最後まで読んでいただいてありがとうございました